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【ケース問題】企業がスポーツのスポンサーとして参入する場合、どのスポーツで参入すべきか

お疲れ様です。ゆーたです。

 

今回は、新卒の時に実際にコンサル企業(アクセンチュア)で出されたケース問題を解いてみたいと思います。

時間としては10分で考えて、5分でプレゼンする、といった内容だったと思います。

 

なお、私は実際に下記の回答をすることで、内定をいただくことができました。

 

【お題】とある企業がこれからスポーツのスポンサーになることを計画しています。

どのスポーツを選べばよいか、考えてください。

 

ケース問題を解く際に大切なのは、

①前提条件をクリアにすること(仮定をおくこと)

②なぜその回答を出したのか、定量的・論理的に説明できること

 

つまり、「自分が好きだから」「人気だから」という回答は問題外となるわけです。

 

それでは実際に解いていってみましょう。

※回答に論理性が足りないケースもございますが、ご容赦ください。あくまで1意見と思っていただければ幸いです。また、新卒の際に10分で考えられる程度の内容となっております。

 

①前提条件について

そもそも、これはどのような企業が、何を目的としてスポンサー参入しようとしているのでしょうか?

結論から言えば、自分で決めてしまったうえで、プレゼンの際に面接官にその旨を伝えれば問題ありません。

 

今回は、以下のように設定させていただきました。

【企業】

・老人向けの製品を取り扱っているが、社会的に知名度が高くない中小企業

 

【目的】

・スポーツのスポンサーとなることで、知名度を高めていきたい。

・大企業のように、テレビCMや新聞の目立つ広告を出すことは現実的ではない

 

上記の企業・目的を明確化することで、どのようなスポーツに参入すべきかが明確になってきました。

・スポンサー料が高すぎないスポーツ

・老人の目に触れやすいスポーツ

 

②どのスポーツに参入すべきか

私は上記の条件を満たすスポーツは、相撲だと考えました。

 

【理由】

(1)NHKの大相撲は、一定程度の老人視聴率が見込めること

こちらはもともと私が知っていた情報ですが、相撲の視聴率は大体10%前後で推移しています。

また、人口ピラミッドによると、老人の人口は全体の20%前後なので、

1億2000万人×10%×20%=240万人

前後の老人が相撲を見ていることとなります。

※あくまでざっくりした計算ですが、試験官を納得させられれば問題ありません。

 

余談ですが、

0~20歳:20%

20~40歳:30%

40~60歳:30%

60歳~:20%

という人口分布図は覚えておいて損はないです。

 

(2)スポンサー料金が安いこと

相撲は1試合ごとにスポンサーになれます。

そのため、継続的なスポンサー費用は発生しない、ということが強みとなります。

 

有名なのは、永谷園ですね。

 

そのため、野球やサッカー、ラグビーのように、チームメンバー全員に対する億単位の年棒を払わなくて済むわけです。

後付けで調べた内容となりますが、1本の旗を6~7万円で出せるため、画像のように12本出したとしても、

7万×12本×15日間=1260万円

でスポンサーをやれるわけです。

 

上記2点の理由により、相撲のスポンサーとなるのが効果的なのではないか、とプレゼンをさせていただきました。

 

③面接官からの質問について

自分のプレゼンが完了すると、面接官より質問をされます。
質問の内容は、以下だったと思います。

 

サッカーや野球などの、いわゆるメジャースポーツと比較した際に優れている点・劣る点は何か?

※時間の関係で1問でした。本当は、もっとツッコミどころはもちろんあると思います。僕が見ても気になる場所何個かありますし、、、

 

【回答】

(劣る点)

チームスポーツのスポンサーの場合、企業名をチーム名につけることができるため、
ニュース番組内で企業名を何度も呼んでいただくことができるため、視聴者への
刷り込みにつながるが、相撲のスポンサーの場合はテレビをリアルタイムで視聴いただく必要がある

 

(優れている点)

選手の育成が不要となるため、早急に広告効果を期待することが可能。

 

上記のうち、「企業の前提条件」に合致するのは、相撲となる。

 

 

いかがだったでしょうか?

 

また次の記事でよろしくお願いいたします!